2011/09/18

緒締 其ノ肆

『鉦五郎』
素材 : 鹿角

有り難い事に、前回根付『木魚達磨』を納品させて頂いたオーナー様より
『木魚達磨で提げる合切袋用の「緒締」の御注文も頂けましたので
お供に『鉦五郎』を彫る事に致しました!
付喪神つながりと言う事で・・・
「 鉦五郎 」 についてはこの辺を参照して頂けると良いかとWiki




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朽ちかけた古寺の本堂の片隅
付喪神と成った木魚達磨の傍らに蠢くものがあった。
時同じくして付喪神と成り得た鉦鼓、「鉦五郎」である。
現世を目の当たりにし、依り代に宿った淀屋辰五郎の魂が絶句する・・・
「どないやねん・・・」
鉦五郎もまた木魚達磨の供として世を睨めつけ
驕り高ぶる人々へ警鐘を鳴らし続けるのであった。



という俺設定からの・・・

鉦鼓の底から、頭・手・足・蓑亀ばりの背な毛が
わらわらと生えてきた図です
六面図
「ばい」(鉦鼓を鳴らす棒)の上で腕組む鉦五郎、この世を憂う
大阪商人淀屋辰五郎の魂が眼を覚ます!


木魚達磨の御供として
この世を睨み続けて行くのです

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