2017/12/01

根付 其ノ百肆

『 屈強髭族根付戦士七年目 』
素材 : 鹿角、黒檀



至水・道甫 根付彫刻2人展 
FREESTYLE NETSUKE DUNGEON
出品作品其の壱
屈強髭族根付戦士七年目
a.k.a
Level 7 Dwarf Netsuke Warrior


二人展出品作第一弾は自らを投影したPC(プレイヤーキャラクター)

先ずはキャラメイクからスタートですよね

至水は恰幅よろしい年中髭面男子なので種族は「ドワーフ」を選択

自らを投影と言えば職業は「根付戦士」一択でしょう

あと至水は根付製作始め今年で7年目なので
1年=1レベルで換算しますと 7年目=Level 7

至水の"FREESTYLE NETSUKE DUNGEON"は
Level 7からプレイ開始させて頂きます♪

なんというチートプレイ!

という事で至水のPCは
Level 7 Dwarf Netsuke Warrior
になりましたというお話

そんなん彫りますよ!





鹿角です





六面図

基本的に装備は彫りながら考えてます
「何着せよっかなー」なんて
チェインメイルを選択した自分を呪いましたよね
編み鎖をチマチマチマチマそれっぽく彫ってさー(涙)





手には暗闇のダンジョンを照らすランタン

根付業界を小さな灯り一つ手探りで進む至水です(涙)
でもドワーフって Infravision:50ft のボーナスがあるので
実は結構良く見えてるのかも・・・よ






"Pauldron of Darkness"
「暗黒の肩当」


ゲーム開始早々 Dugeon Level:1 で拾った Chaotic なアーティファクト

コレ装備したせいで黒ーい根付ばかり彫る事になったらしいのね
装備した瞬間永続的な Cursed 状態になるので装備外せないし
でも今至水が根付で食っていけてるのは
このぶっ壊れたゲームバランスのおかげですよ暗黒感謝(涙)






"Shield of SHISUI"
「至水の盾」


初代 Lord of HANAKAGE より授けらた「至水」の銘を刻んだ盾

元々「死水」だった雅号を花影抄での作品取り扱い開始時に
「縁起悪そな」という理由で「至水」に変更したのですが
暗黒戦士時代の戦いっぷりは隠しきれず
今でも度々「死水」の顔を見せてしまうのです
あと提物は超シンプルな実戦実用的饅頭根付で提げられてます





踏みつけられるスライムさん

一つ目のスライムと言えばモンスターファームですか
まぁコレが何を意味しているかは・・・
いいんですいいんです
深い意味なんて無いんです(涙)





武器もさー・・・根付戦士的に
"Sword of HAMAGURIGANGI" 
とか
"Tsuru-Kubi Iron Claw"
なんてのも考えていたのですけど
やっぱドワーフの武器と言えばアックス系が良く似合うわー♪
根付と関係無くなっちゃいましたけども・・・後悔は無い





サイズはこんな
今回の二人展出品作品全て紐通し画像を撮り忘れてしまいまして
こちらの根付はアックスの裏
股の間下方から紐の結び玉を収め
背中の紐穴に抜ける仕様となっております





「ドっワぁーフぅ―っ女ぁーにゃ髭がっあるぅー♬」
(だからドワーフって Stealth がマイナス補正されるんだぜ?)
根付「屈強髭族根付戦士七年目」完成です

で、前振り投稿で書きました
「RPGと古典根付のマッシュアップ」的解釈をこじ付けるとですね

このドワーフの根付は古典で言うところの「南蛮人」の根付であると

「南蛮人」は数多く現存している古根付の意匠の一つですが

18世紀当時
和装で髷を結い低身長だった(であろう)日本人にとって
日本を訪れるヨーロッパ人の奇異な装束や人種的な見た目の相違等
物珍しい異文化の到来は根付の題材として面白がられ
人物根付定番の意匠として彫られていたのではないでしょうか

ドワーフも「人」とは異なる「亜人種」
キャラメイクの際に選択する「種族」の一つです

現代の日本人にとっての「南蛮人」=「ドワーフ」である

という見立ての根付なのでした

さて次は

ファンタジーRPG定番の最弱キャラである
スライムを古典根付の意匠とマッシュアップしちゃうぜー

続く



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